12日付経済日報によると、デルが13日(米東部時間)から予約販売を開始するタブレット型パソコン「Streak(ストリーク)」の生産は、同社がノートPCの生産を委託する仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)や緯創資通(ウィストロン)ではなく、明基友達集団の電子機器受託生産メーカー、佳世達科技(Qisda)に委託しているもようだ。
デルのタブレットPC「Streak」(デル提供)
タブレットPCは、アップル「iPad」の好調な売れ行きを受け、ヒューレット・パッカード(HP)や宏碁(エイサー)、聯想集団(レノボ)、華碩電脳(ASUS)などが相次いで参入を決めており、台湾ではPC受託メーカーのほか、タッチパネル関連の勝華科技(ウィンテック)や洋華光電(ヤング・ファスト・オプトエレクトロニクス)、和鑫光電(シンテック・フォトロニック)も恩恵を受ける見通しだ。
なお、アップルは来年第1四半期にも、9.7インチと7インチの新iPad2製品の発売を計画しているもようで、組み立ての鴻海精密工業やパネルを供給するウィンテックのほか、▽筐体(きょうたい)の鴻準精密工業(フォックスコン・テクノロジー)▽バッテリーの新普科技(シンプロ・テクノロジー)と順達科技(ダイナパック)▽プリント基板(PCB)の華通電脳(コンペック・マニュファクチャリング)と欣興(ユニマイクロン)――など、初代製品を担当したメーカーが引き続き受注すると証券会社はみている。