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作成日:2010年8月13日_記事番号:T00024617
鬼月到来、格安結婚のチャンス!

今年も旧暦7月(8月10日~9月7日)がやってきた。旧暦7月は先祖の霊がこの世に帰ってくる不吉な「鬼月」で、台湾では結婚や手術、旅行、住宅や自動車など大きな買い物を控える習慣があることはよく知られている。例年、結婚式場や宴会場はガラガラのため、鬼月を気にしさえしなければ格安で結婚できるチャンスだ。
高雄市のある5つ星クラスのホテルでは、鬼月の28日間、結婚式を挙げるカップルは3組だけ。しかもすべて8月21日の「大吉」の日に集中し、他の日は閑古鳥が鳴く状態だ。また、台湾では結婚の際に豪華な結婚写真を撮る人が多いが、業者によると鬼月は客が他の期間の10分の1に減ってしまう。
結婚関連のこれらサービス業者も背に腹は変えられず、今利用すれば大幅な値引きに応じてくれる。あるカップルは5つ星ホテルでの披露宴価格を、通常1テーブル1万3,999台湾元のところ9,999元と、30%の値引きに成功した。結婚写真業者も、3万~4万元や、6万~7万元のパック料金を即3割引きにすると語る。結婚指輪も安値で手に入れられるということだ。
なお、鬼月に結婚式を挙げる人は、キリスト教徒や夏休みで台湾に戻っている海外留学生などが多いようだ。手術を避ける人が多いため、時間ができる外科医もあえて鬼月を選ぶケースがあるという。