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作成日:2010年8月13日_記事番号:T00024619
台湾製品が人気、中国各地で専門店の開業計画
中国で台湾製品に対する人気が高まり、中国の主要都市で台湾製品専門店が相次いで開業する見通しだ。
13日付工商時報によると、湖南省湘潭市の金僑地産集団は同市内に完成した24階建ての高層ビル「金僑中央広場」の1~4階を「台湾名品城」とし、年末にも営業を開始する。初年度のテナント料を無料にするなどして、台湾企業80~100社の誘致を見込んでいる。
同社の劉朝暉総経理(40、女性)は「中国各地にある台湾製品専門店は、地方政府が台湾企業と協力して開業したものだが、民間企業が台湾企業と協力して開業した店舗は初めてだ」と胸を張った。劉総経理は、北京の清華大学でエグゼクティブMBA課程を受講し、昨年10月に政治大学の招きで台湾を2週間訪れた際、ホテルの優れたサービスや精巧な商品などに魅せられ、台湾名品城の開業を決心したという。
このほか、江蘇省南京市には同市政府と華新麗華(WALSIN)の合弁による「南京台湾名品城」が9月16日に開業する。
北京市政府も皇冠企業集団(クラウン)など台湾企業と合弁で、台湾製品専門店「台湾印象」を来年3月に開店する予定だ。
このほか、浙江省杭州市では、今年10月に地元企業60社による訪台団の派遣を契機に、同様の台湾製品専門店を開業する計画がある。