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台化寧波PSプラント、電力供給制限で操業停止【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2010年8月13日_記事番号:T00024633

台化寧波PSプラント、電力供給制限で操業停止【表】

 
 台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)の中国浙江省寧波市にあるポリスチレン(PS)プラントが、華東地区で実施された電力供給制限を受け、1カ月の操業停止に入った。13日付工商時報が石化業界メディア「プラッツ」の報道を引用して伝えた。
 
T000246331

 
 これについて洪福源・台化総経理は事実関係を認めた上で、「年次点検を前倒しして操業を停止した。寧波のABS樹脂プラントも交互操業を原則として年次点検に入る」と説明した。

 洪総経理はまた、「年次点検は年度計画に基づくもので経営には影響ない。ただ、短期的に原油価格が値上がりしていることに加え、中国の電力供給制限で、先高感から相場が上昇する可能性がある」と指摘した。

 市場関係者は、5大汎用樹脂のスポット価格がさらに1トン当たり20~30米ドル上昇すると予測している。

 華東地区では熱波の影響で電力の供給制限が実施され、寧波では今週、工場に対し、1週間のうち3日間の電力供給を制限する措置が取られているという。