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新日鐵とJFEが大幅値下げか、中鋼Q4利益に打撃も【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年8月13日_記事番号:T00024635

新日鐵とJFEが大幅値下げか、中鋼Q4利益に打撃も【表】

 
 13日付経済日報によると、鉄鋼相場が好転する中、新日本製鐵とJFEスチールが台湾の主力単圧メーカーに対する最新のオファー価格で、中国鋼鉄(CSC)の9月価格を下回るほどの大幅値下げに踏み切ったとの観測が出ている。両社が低価格を武器に台湾市場に切り込めば、中鋼の10月価格および第4四半期利益への影響を及ぼすと懸念されている。
 
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 新日鐵とJFEスチールは、熱延製品のFOB(本船甲板渡し条件)大口価格を1トン当たり580~600米ドルへと、第2四半期の700米ドルから15%も引き下げたもようだ。鉄鋼業界関係者は、これに運賃を加えたCFR(運賃込み本船渡し条件)は610~620米ドルにすぎず、中鋼の9月価格650米ドルより30~40米ドルも安いと指摘。日本で在庫水準が高まり、消化するためとの見方や、日本メーカーは第2四半期の価格が高過ぎたため、値下げで顧客に還元しているとの分析が出ている。