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タッチパネルの洋華光電、静電容量方式の生産能力増強へ【表】


ニュース 電子 作成日:2010年8月13日_記事番号:T00024642

タッチパネルの洋華光電、静電容量方式の生産能力増強へ【表】

 
 中小型タッチパネル最大手、洋華光電(ヤング・ファスト・オプトエレクトロニクス)は、静電容量方式タッチパネルの生産能力増強に向け、22億台湾元(約60億円)の増資実施を董事会で決議した。13日付工商時報が報じた。
 
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 洋華光電は第2四半期売上高に占める静電容量方式の割合が18%で、抵抗膜方式が77%だった。林徳錚董事長は、静電容量方式の小型パネルの割合が年内に30%、来年は40~50%まで拡大すると語った。また宏達国際電子(HTC)、サムスン電子、LGエレクトロニクスの同社3大顧客が、第4四半期に売上比率の75%を占めると予測。特にHTCは下半期、静電容量方式の生産能力が向上するに従って比重が増す見通しだ。

 なお林董事長は、「下半期以降、アップル『iPad』のようなタブレット型パソコンの発売が大手メーカーから相次ぎ、中小型タッチパネルの成長につながる」との見方を示した。

 洋華光電が11日発表した第2四半期連結売上高は前期比13.5%増、前年同期比43%増の41億9,900万台湾元(約110億円)だった。純利益は過去最高の9億7,400万元で、前期比76.1%の大幅成長、前年同期比では29.7%増だった。