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中科二林園区、相思寮地区の集落保存で合意


ニュース その他分野 作成日:2010年8月16日_記事番号:T00024649

中科二林園区、相思寮地区の集落保存で合意

 
 中部科学工業園区(中科)第4期二林園区(彰化県二林鎮)の予定地、相思寮地区で、地元住民が用地の強制徴用に反発していた問題で、呉敦義行政院長は13日、住民の代表と会合を持ち、▽集落を完全に保存する▽集落周辺で農地の代替用地を整地の上で提供する──との2点を提示し、住民側の基本的な同意を得た。これにより、先月下旬以来続いていた住民との対立はひとまず解決に近づいた。14日付蘋果日報が伝えた。

 強制徴用を不服とする地元住民は、7月27日に台北に出て抗議活動を展開。30日には台北高等行政法院が開発中断するよう命じる仮処分を下し、行政院側は譲歩を余儀なくされた。

 行政院は中科管理局に当初予定していた強制徴用の中止を求め、内政部は同園区の審査をスピードアップする構えだ。中科管理局は住民側と引き続き細部を詰め、事態の沈静化を目指す。