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高鉄自由席で混雑、立ち席乗車も


ニュース 運輸 作成日:2010年8月16日_記事番号:T00024653

高鉄自由席で混雑、立ち席乗車も

 
 台湾高速鉄路(高鉄)が7月から自由席限定の定期券、回数券を導入した結果、自由席車両では通勤時間帯に立ち席が出るほど混雑が目立っている。これについて、交通部は「回数券と定期券の乗客は乗車頻度が高い常連客であり、高鉄は常連客を大事に扱うべきだ」と異例の注文を付けた。16日付中国時報が伝えた。

 毛治国交通部長は、高鉄の乗車率が全体では50%を下回っている一方で、自由席では立ち席が見られる点を挙げ、「新顧客の獲得より常連客を大事にするほうが効果が大きいのではないか」と指摘した。

 定期券と回数券はこれまでに1万5,000枚が売れた。特に通勤客が多い台北~新竹間で人気を集めた。高鉄はこれに合わせ、自由席車両を1編成当たり3両に増やした。

 高鉄側は12日から平日のラッシュ時に台北~台中間に各駅停車3本を増発したところ、混雑は緩和されたと説明している。今後は利用状況を見極め、自由席車両の数を決めるとともに、指定席用の回数券、定期券の発売も検討していく。