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豚肉価格高騰、過去2番目の高値に


ニュース 農林水産 作成日:2010年8月16日_記事番号:T00024655

豚肉価格高騰、過去2番目の高値に

 
 猛暑で豚の生育状況が悪化していることなどの影響で、行政院農業委員会(農委会)によると、豚肉価格が今月、過去2番目の水準まで高騰している。さらに今月24日の中元節(旧暦7月15日)や9月22日の中秋節(同8月15日)を控え需要が増える中、現在も価格上昇が続いている。なお、豚肉の供給量は今年通年で1割減少が予想されている。15日付聯合報が伝えた。
 
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高雄市肉品市場の様子。同市場ではまだ中元節需要の影響はみられないという(中央社)
 
 豚の供給量減少は猛暑のほか、産地の台東県などで残る昨年の台風被害の影響、輸入量の減少も原因となっている。このため豚の競り値は台東県で100キログラム当たり7,697台湾元(約2万700円)の過去最高を記録。彰化県でも同7,300元で、高品質の大型豚は平均7,400元前後、最高で7,600元を突破した。また小売価格は1キロ当たり平均10~15元上昇している。

 供給不足に対応するため、農委会は競りにかける豚を通常の体重120キロ以上ではなく、110キロから出荷するよう畜産農家に奨励しているが、不足状況は10月末~11月初旬まで解消されない見通しだ。