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謝長廷氏、「台湾国の総統になる」


ニュース 政治 作成日:2007年9月5日_記事番号:T00002466

謝長廷氏、「台湾国の総統になる」

 
 民進党の総統候補である謝長廷氏は4日、遊説先の彰化県鹿港鎮で、支持者から「どの国の総統になるのか」と問われたのに対し、「台湾国の総統だ。台湾がもし国家でないなら、私がなろうとしている総統とは一体何だ」などと述べて歓声を浴びた。

 これに対し国民党の総統候補者である馬英九氏は、「『台湾の総統』になると言うのはいいが、『台湾国の総統』はあり得ない。謝氏は来年の総統選挙で当選した場合、直ちに新憲法を制定し、国号を変える気なのか、はっきり説明する必要がある」と批判した。

 謝氏は行政院の謝志偉新聞局長が裁判官、検察官に所属政党を公表するよう求めていることについては、「自分も法律を学んだが、たとえ無実で悔しさを覚えても、法治を破壊すべきではない」と述べ、慎重な対応を求めた。ただ、「一部の司法関係者に問題があることも事実だ」と付け加えた。
 
 なお、民進党の林佳龍秘書長は同日、謝氏が当選した場合、国民党の分裂は避けられないとの認識を示した。

 林秘書長は、「現在の国民党がまとまっていられるのは、政権奪回の可能性があるからだ。その可能性が切れれば、分裂に向かうのは間違いない」と述べた。