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貸倒引当金の計上比率、一部銀行が引き下げ要求


ニュース 金融 作成日:2010年8月17日_記事番号:T00024687

貸倒引当金の計上比率、一部銀行が引き下げ要求

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)が、銀行の正常融資について、一律0.5%の貸倒引当金の積み立てを義務付ける方向で検討していることについて、一部銀行は16日、引当金の計上比率を0.2%か0.3%へと引き下げ、公営事業や政府に対する融資は引当金の対象から除外することを要求した。17日付経済日報が伝えた。

 現在銀行の融資資産は、リスク程度に応じて第1類から第5類までの5段階に分類されている。このうち、不良債権化の恐れがない正常融資については、これまで貸倒引当金を計上する必要がなかった。

 金管会が同日、銀行の担当者を集め、意見を聴取したところ、収益圧迫を懸念する一部銀行から引当金の一律計上に難色を示す意見が示された。金管会関係者は「銀行局が業界の意見を整理した上で、金管会の委員会で決定する」と説明した。