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台新投信、台湾工銀投信を吸収合併へ


ニュース 金融 作成日:2010年8月17日_記事番号:T00024688

台新投信、台湾工銀投信を吸収合併へ

 
 台新金融控股傘下の台新証券投資信託(台新投信)が台湾工業銀行傘下の台湾工銀証券投資信託(台湾工銀投信)を吸収合併することが16日、両社の董事会で承認された。台新投信が買収に要する費用は4億3,750万台湾元(約11億7,000万円)。合併基準日は暫定的に10月末とする。17日付経済日報が伝えた。

 台新投信の藍新仁総経理によると、合併後に扱うファンドは現在の3倍以上に相当する300億元規模となる。ファンドの種類も7種から19種に拡大。また、7月末時点での同社の業界シェアは0.75%で24位だが、合併後には同2.88%で16位へと上昇する見通しだ。

 台新金控の林克孝総経理は、「市場規模が極めて小さい台湾の金融業界では、継続した経営規模拡大が生き残りの基本戦略となる」と合併理由を説明。同社は金融危機以降、傘下の子会社数は増やさずにそれぞれの規模を拡大する方針を採っており、今後も銀行や投信会社を中心に、積極的に買収を進める構えだ。