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国光石化、「建設断念なら影響重大」=中油


ニュース 石油・化学 作成日:2010年8月17日_記事番号:T00024692

国光石化、「建設断念なら影響重大」=中油

 
 台湾中油傘下の国光石化科技(KPTC)が彰化県大城郷に計画している大型石油化学プラントの環境影響評価が難航している問題で、台湾中油の朱少華董事長は16日、国光石化のプラント建設が認められなければ、台湾中油系列の石化プラントへの原材料供給に支障が生じ、競争力に重大な影響が出ると強調した。17日付工商時報が伝えた。

 朱董事長はまた、国光石化のプラント建設が断念されれば、「台湾の製造業の20%を占める石化産業を支えることができなくなり、台湾人の1人当たり所得2万米ドル達成も非常に困難となる」と台湾経済へのダメージを訴えた。

 その上で、朱董事長は「国光石化のプラントは、老朽設備を淘汰(とうた)し、新設備へと更新するものだ。新しい石化プラントは、経済により多くの貢献が可能で、汚染や労災事故を減らすこともできる」とした上で、「地元住民の反対を受けても、投資計画に変更はない」と明言した。

 ただ、民間株主が投資計画から脱退した場合の対応について、朱董事長は具体的な言及を避けた。