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アップル幹部の情報漏えい事件、ペガトロンに波及【表】


ニュース 電子 作成日:2010年8月17日_記事番号:T00024696

アップル幹部の情報漏えい事件、ペガトロンに波及【表】

 
 米アップル幹部が部外秘の情報を漏えいし、100万米ドル余りのリベートを受け取ったとして、米連邦大陪審に起訴された事件に関連し、和碩聯合科技(ペガトロン)の中国子会社、凱達電子がアップルからの受注を制限される可能性が出てきた。このため、16日にはペガトロンの株価が一時ストップ安となった。17日付工商時報などが伝えた。
 
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 今回の事件で起訴された幹部は、アップルのスマートフォン「iPhone」とデジタル携帯音楽プレーヤー「iPod」の付属品を供給する複数のアジア企業に受注契約で有利になる部外秘の情報を流してリベートを得ており、凱達電子はリベートの提供側として疑われている。

 ペガトロンは凱達電子を2008年に2,400万米ドルで買収し、完全子会社化していた。ペガトロンの広報担当は「事件の発生時期はペガトロンが凱達電子を買収する前のことだ。現在従業員の関与の程度を調べている。今回の事件でアップルとの協力関係には影響が出ない」と強調した。