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コンパル、東芝ノート来年800万台受注か


ニュース 電子 作成日:2010年8月17日_記事番号:T00024699

コンパル、東芝ノート来年800万台受注か

 
 17日付経済日報によると、ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は、東芝から来年分ノートPC800万台を受注したとの市場観測が出ている。

 コンパルは来年、宏碁(エイサー)からコンシューマ向けノートPCの大口受注を獲得したことで、エイサーに今年比25%増の2,500万台を供給する最大のサプライヤーに浮上するとの市場観測もあり、東芝のほか、聯想集団(レノボ)、デル、ヒューレット・パッカード(HP)を加えると来年の出荷台数は今年比で20%以上増え、6,000万台の大台に乗る可能性が出ている。

 東芝はコンパルと英業達(インベンテック)を主力パートナーとするが、来年は和碩聯合科技(ペガトロン)にも200万~300万台を発注するようだ。

 台湾の業界関係者は、日系ノートPCブランドでは来年の外部委託生産比率が、東芝で80~90%、ソニーで90%を超え、今年50%にとどまるとみられる富士通も来年は台湾メーカーへの委託比率を大幅に拡大すると指摘し、台湾受託業界全体に恩恵をもたらすと予想している。

 なおソニーは来年、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)に350万~400万台、緯創資通(ウィストロン)と鴻海精密工業にそれぞれ200万~250万台委託するとみられる。富士通は来年の委託先として、クアンタ、インベンテックにウィストロンを加えるようだ。