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世界先進、今年の設備投資2.25倍に【図】


ニュース 電子 作成日:2010年8月17日_記事番号:T00024702

世界先進、今年の設備投資2.25倍に【図】

 
 台湾積体電路製造(TSMC)傘下、世界先進積体電路(VIS)の方略総経理は16日、今年の設備投資額を当初の16億台湾元(約42億7,000万円)から、2.25倍の36億元に引き上げると発表した。同社は受注好調による生産能力不足に対応するため第2工場を拡張する計画で、月産能力を4万枚から来年7月に5万6,000枚へと40%引き上げる。第3四半期には第1・第2工場合わせた月産能力を11万3,000枚に、第4四半期には11万6,000枚とする。17日付蘋果日報が伝えた。
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 方総経理は「欧州の信用危機発生や従来の市場見通しが過度に楽観的だったことを受け、パソコンメーカー顧客は最近、在庫調整を行い、模様眺めの姿勢に入っている」と現状を説明した上で、「それでも当社は2カ月後まで受注見通しが立っており、第3四半期はフル稼働、ウエハー出荷枚数は前期比7~9%増加する」との見通しを示した。また、粗利益率も前期の22%から今期は24~26%に向上する見込みだ。

 同社第2四半期の業績は、売上高が前期比18.4%増、前年同期比23%増の42億3,400万元、純利益は5億6,700万元で1株当たりの利益(EPS)は0.34元で、売上高成長率とEPSともに証券会社予測を上回った。