ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台湾国際造船、超大型コンテナ船の設計完成へ


ニュース 運輸 作成日:2007年9月5日_記事番号:T00002471

台湾国際造船、超大型コンテナ船の設計完成へ


 台湾国際造船(旧中国造船)の范光男董事長代理は、パナマ運河拡張などに伴う超大型コンテナ船の需要増に対応するため、1万2,500TEU(20フィート標準コンテナ換算)の積載能力を備えたニューパナマックス船の設計開発を年内にも完了する方針を明らかにした。同社は現在、聯合船舶設計発展中心、米国船級協会などと共同で設計開発を進めている。5日付工商時報が伝えた。

 范董事長代理によると、1万2,500TEUの船舶の建造費は1億7,000万米ドルが見込まれ、同社が現在建造している8,200TEUの船舶に比べ単位当たりの建造コストが6.8%軽減できる。運航コストまで含めると、15%以上のコスト削減効果があるという。

 ただ、同社が実際に1万2,500TEU級のコンテナ船を建造するには、輸送ベルトやクレーンの拡充が必要な上、船長が長く、ドック1カ所で1隻しか建造できないため、コスト面での検討が必要としている。