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封止・検査9月受注減か、川上での在庫消化で


ニュース 電子 作成日:2010年8月18日_記事番号:T00024726

封止・検査9月受注減か、川上での在庫消化で

 
 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)業界では、パソコン業界の見通しが低調であることから、聯発科技(メディアテック)や瑞昱半導体(リアルテック・セミコンダクター)など川上顧客が9月から在庫消化に動き、受注が減少する懸念が出ている。日月光半導体(ASE)など封止・検査大手は、ハイシーズンを迎える第3四半期は前期比5~10%の増収との予測を示していたが、実際には横ばいか小幅成長にとどまると業界関係者は予測している。18日付工商時報が伝えた。

 7月は大手PCブランドの販売業績が振るわず、8月はまずまずの回復を見せているものの、受託メーカーの第3四半期出荷台数は、当初予測の前期比10%増を下回る5%増以内にとどまる見通しだ。このため受託メーカーは8月から、チップサプライヤーに対し発注量を削減、または出荷を延期するように要求しているという。

 こうした状況を受けて、チップサプライヤーも、ファウンドリーに9月出荷分を一時停止または延期するよう求めており、これにより封止・検査業者の受注量にも影響が出るもようだ。