ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

所得格差、過去最大の66倍に


ニュース 社会 作成日:2010年8月19日_記事番号:T00024737

所得格差、過去最大の66倍に

 
 財政部財税資料中心の統計によると、所得上位5%と下位5%の層の所得格差は2008年時点で過去最大の66倍に拡大した。19日に行政院主計処が家庭収支調査報告を発表するが、行政院経済建設委員会(経建会)の陳添枝元主任委員は「昨年のマイナス成長や理論的な推定からみて、貧富の差はさらに開く」と指摘した。同日付中国時報が伝えた。
 
T000247371

 
 所得申告があった台湾全土546万世帯のうち、08年に所得上位5%に入った世帯の年間平均所得は約450万台湾元(約1,210万円)だったのに対し、下位5%の層の平均所得は約6万8,000元にすぎず、格差は66倍に達した。同格差は1998年には32倍だったが、急速に拡大した格好だ。金融危機や失業率上昇により、所得格差はさらに拡大している可能性がある。