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小麦・大豆など相場急騰、物価への影響懸念


ニュース 食品 作成日:2010年8月19日_記事番号:T00024752

小麦・大豆など相場急騰、物価への影響懸念

 
 大豆、小麦粉などの相場高騰で、食料品や飼料などに値上がり観測が強まっている。
 19日付経済日報によると、小麦の調達を行う台湾区麺粉公会が最近落札した軟質白小麦は1トン当たり330米ドルで、前回調達分を30%以上上回った。

 小麦粉業者は「最近、政府による輸入小麦に対する営業税徴収再開と関税減免措置期限切れを受け、生産コストが8%上昇したため、小麦粉の小売価格が1袋当たり30台湾元(約80円)値上がりしたが、国際的な小麦相場の上昇分はまだ織り込まれていない」と指摘した。

 一方、南部の業者は大豆が予定の船積み時期までに調達できず、スポット価格で買い付けたところ、1ブッシェル10米ドル以上の高値だったという。今後はサラダ油、飼料などに値上がりが拡大すると見込まれる。

 このほか、台湾区飼料工業同業公会によるトウモロコシ落札価格は先週、1キログラム当たり9.1元を付け、半年来の高値となった。飼料高騰は肉、卵などの値上がりにもつながる見通しだ。