ニュース 電子 作成日:2010年8月19日_記事番号:T00024761
NAND型フラッシュメモリー制御IC大手、群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)の潘健成董事長は18日、NAND型フラッシュメモリー業界の見通しについて、「第3四半期は従来通りハイシーズン需要が存在し安全と言えるが、第4四半期は、川上で生産調整を行わなければ、同期から来年第1四半期にかけて大幅な価格下落が起きる可能性が高い」との懸念を示した。19日付日蘋果日報が伝えた。
潘董事長はさらに、「NAND価格は下落が続くが、基本的な需要は存在し、大株主(東芝)のバックアップもあるため、7~8月の粗利益率は12%超となる。しかし9月はやや厳しい」と述べ、第3四半期通期の業績は例年を超えることはないとの見方を示した。
第4四半期については、「川上メーカーで次々に20ナノメートル世代製造プロセスの導入が進み供給量が増加する一方で、末端市場ではスマートフォン以外の製品に大きな需要増は期待できない」とさらに慎重な見方を示した。
その上で潘董事長は「当社は幅広い顧客や業界をリードする技術があり、需要が弱まった際の対策も用意している」と強調。同時に、引き続き在庫管理を厳しく行っていく方針を表明した。
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