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11年度中央政府予算、債務が過去最高


ニュース その他分野 作成日:2010年8月20日_記事番号:T00024771

11年度中央政府予算、債務が過去最高

 
 行政院は19日、2011年度中央政府総予算案を閣議決定した。歳出は前年比4.4%増の1兆7,896億台湾元(約4兆7,900億円)、歳入は同5.3%増の1兆6,306億元で、歳出の伸びが歳入の伸びを下回った。20日付工商時報が伝えた。

 予算の不足分や国債の利払いに充てるため、11年度の国債発行額は同644億元減の4,290億元を見込む。この結果、政府債務は過去最大の4兆9,618億元に拡大する。域内総生産(GDP)の37.79%に相当する額で、法定上限の40%にさらに近づく。

 歳出面では、六大新興産業支援に360億元が計上された。公共事業予算は同2.9%増の5,194億元とした。歳入面では行政院国家金融安定基金(国安基金)による株式売却で390億元の収入を見込む。

 李述徳財政部長は「起債は手段であり、目的は国家建設の加速で市民に利益をもたらすことだ。ただ、絶対に上限を超えることはなく、子孫に多額の負債を残すことはない」と強調した。