ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

「食品原料不足は年末まで続く」=大成長城


ニュース 食品 作成日:2010年8月20日_記事番号:T00024779

「食品原料不足は年末まで続く」=大成長城

 
 飼料・油脂大手、大成長城企業の韓家宸副董事長は19日、小麦、大豆、トウモロコシなど食品原料の不足は、「米国で小麦が収穫される年末になってようやく緩和に向かう」との見方を示した。20日付蘋果日報が報じた。

 韓副董事長は、「食品原料価格が短期内に下落する可能性は低く、台湾だけでなく中国でも不足が起きている」と指摘。中国は、ロシアの干ばつおよび自国の豪雨災害による影響でトウモロコシの大量輸入を開始しており、6月の輸入量は6万5,000トンの過去最高を記録した。

 さらに、米国でトウモロコシの作付面積が減少した影響で国際価格の上昇が続いており、原料コストの今後の高まりは避けられない状況となっている。これを受けて大成長城では、第3四半期から飼料、油脂、鶏肉を含む中国で生産する製品を相次いで値上げしている。

 値上げを受けて証券会社は、大成長城の第3四半期売上高は、前期比5~10%増加して55億台湾元(約147億円)に達する可能性があり、利益も前期を上回ると予測している。