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東南汽車の部品調達先、台湾企業優先を中止


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2007年9月5日_記事番号:T00002478

東南汽車の部品調達先、台湾企業優先を中止


 中華汽車工業の中国の傘下自動車メーカー、東南汽車(福建省)は、技術協力関係にある三菱自動車の指導を得て経営戦略の見直しを図り、2009年から新モデルを中台で同時発売する計画だ。これに先立ち、来年には生産台数を10万台に引き上げたい考えで、部品調達に当たっては台湾企業を優先してきたこれまでの方針を転換していく。5日付工商時報が伝えた。

 中華汽車の黄文成総経理によると、東南汽車は三菱ジンガーの量産を来年にも開始する方針。今後は中華汽車と東南汽車で新モデルを同時発売する構えで、2009年には排気量1,500cc以下の新型モデルを中台で同時発売する計画だ。

 また、部品調達先については、品質と競争力を備え、納期を守るメーカーであれば、調達先を台湾企業に限らない方針だ。

 東南汽車は今年上半期の販売台数が3万2,000台に達したが、競争激化で利益は1,000万台湾元(約3,500万円)にまで落ち込んだ。このため、合弁パートナーの福建省汽車工業集団、三菱自動車と対策を協議した結果、経営戦略の練り直しを進めることを決めた。
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