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台プラ第6ナフサ抗争、ほぼ収束


ニュース 石油・化学 作成日:2010年8月20日_記事番号:T00024780

台プラ第6ナフサ抗争、ほぼ収束

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)の第6ナフサ分解プラント(通称六軽、雲林県麦寮郷)周辺道路で続いていた、地元住民による抗議行動は、開始から4日目となる20日、参加者が約20人程度まで減ってほぼ収束したもようだ。地元住民代表は19日、28日に台北市、総統府前・凱達格蘭大道(ケタガラン大道)で改めて大規模デモを行うため、抗議活動をいったん終結させると宣言していた。20日付工商時報などが報じた。
 
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通行車の前に座り込んで交通を妨げる抗議住民。故障や事故発生を装って車両を道路の真中で立ち往生させるなど、往来を妨害する抗議手法には批判も出ていた(19日=中央社)
 
 今回の抗争に対し、呉敦義行政院長は19日、長期にわたり第6ナフサの汚染問題に不安を抱いてきた周辺住民に同情を示し、「台プラに対して、王永慶氏(創業者)が生前に承諾した、企業としての社会的責任を果たすことを求める」と語った。その上で「国家の秩序と合法的な生産活動を守るため、政府は治安上の適切な対策を打つ」と強調し、抗争を終わらせるため環境保護署(環保署)を通じて調停に乗り出す用意がある」と語っていた。