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鴻海集団、「受注見通し1年半先まで」


ニュース 電子 作成日:2010年8月20日_記事番号:T00024784

鴻海集団、「受注見通し1年半先まで」

 
 鴻海科技集団(フォックスコン)の程天縦副総裁は、一部製品の受注見通しが12~18カ月先まで立っていることを明らかにした。20日付蘋果日報が報じた。

 程副総裁は、傘下の中国・富士康国際(FIH)の従業員数を今後1年以内に現在の92万人から130万人まで増やす計画について、「当グループの生産能力増強は、常に将来の顧客動向予測に基づいており、1~2年先の見通しが立たなければ実行しない」と語った。一方で、「現在は1年以上先を見通すのが非常に困難な状況だ。自社ブランドを持たない鴻海は、顧客との関係をより強化する必要がある」と強調した。

 中国での今後の展開について程副総裁は、現在の従業員92万人のうち、45万人が深圳エリアで働いており、同地ではこれ以上増やすことができないため、河南省鄭州市、四川省成都市などへの移転を進め、深圳は研究開発(R&D)拠点とする考えを示した。なお、R&Dを主要業務とする台湾拠点の役割と重複するのではないかとの懸念に対し、「台湾拠点は直ちに大量生産できないような新しい製品の開発を担う」と説明した。