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中国の半導体生産額、「20年に台湾抜く」=ASE


ニュース 電子 作成日:2010年8月23日_記事番号:T00024817

中国の半導体生産額、「20年に台湾抜く」=ASE

 
 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体(ASE)の主管は20日の同社のフォーラムで、中国半導体産業の生産額が2020年に台湾を上回り、また、その時期はより早まる可能性もあるという見通しを明らかにした。23日付電子時報が報じた。

 米調査機関、ガートナーの統計によると、封止・検査分野では2009年、江蘇長江電子科技が売上高およびシェアで世界8位となり、中国企業として初めて10位以内に入った。中国の封止・検査メーカーは現時点では台湾の中堅~下位の企業と同様、低価格による受注、現金流出の多い経営モデルを特徴とし、規模の面でも業界上位5社の脅威とはなっていない。しかしASEの主管は、市場規模の大きさと集積効果を武器に、中国の半導体業界は今後大幅な成長を遂げるとの見方を示した。

 なお、台湾封止・検査メーカーは、09年の業界ランキングで、ASE、矽品精密工業(SPIL)、力成科技(パワーテック・テクノロジー)、南茂科技(チップモス・テクノロジーズ)、京元電子(KYEC)の5社が上位10位以内に入っている。