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ファウンドリーの生産能力不足、9月にほぼ解消へ


ニュース 電子 作成日:2010年8月23日_記事番号:T00024819

ファウンドリーの生産能力不足、9月にほぼ解消へ

 
 ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)や聯華電子(UMC)は第3四半期の受注が満杯となっているが、9月には生産能力を確保しようと順番待ちをする顧客はほぼなくなりそうだ。23日付工商時報が報じた。

 パソコンや携帯電話の受託メーカーは下半期の需要期に向け、早くも7月から半導体の在庫補充を開始していた。しかし、7月のPCや携帯の販売状況が予想を下回ったため、受託生産メーカーは在庫調整に入り、9月以降、IC設計業者からファウンドリーへの委託量も小幅に減少する見通しだ。

 TSMCの張忠謀董事長は先日、下半期の受注状況について、「(順番待ちする)顧客の列は短くなる」と述べた。TSMC傘下の世界先進積体電路(VIS)の章青駒董事長も、顧客からの大幅な発注削減はないが、8月上旬に在庫調整が始まっており、9月出荷予定分が10月に延びる可能性もあると語っている。