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台電の再生エネ買い取り、9月から本格化


ニュース 公益 作成日:2010年8月24日_記事番号:T00024828

台電の再生エネ買い取り、9月から本格化

 
 台湾電力(台電)はこのほど、昨年7月に成立した「再生能源発展条例」(再生エネルギー発展条例)に基づき、再生エネルギー業者からの買電に関する詳細決定を取りまとめ、9月1日から適用する。すべての再生エネルギー業者は規定に基づき、台電に電力の買い取りを申請できるようになる。24日付工商時報が伝えた。

 買電価格は経済部の公示に基づき、太陽光発電が1キロワット時(kWh)当たり11.1883~12.9722台湾元(約29.7~34.4円)、風力発電が同2.3834~7.2714元などとなっている。経済部能源局は今年の買電目標を330万kWh、来年は347万kWhと見込む。

 同条例に基づき、政府は近く再生能源発展基金を設置。買電コストの補助に充てられる。台湾電力は今後、電力供給の一部を再生エネルギーで賄うことを求められ、基金による補助分は、台電を通じ、再生エネルギー業者に還流する。

 台電は2003年に定めた同2元という買電価格に基づき、民間から余剰電力を買い取ってきたが、同条例に基づき規定を見直した。台電は再生エネルギー業者と発電設備の運転開始から20年間にわたる買電契約を結ぶ。