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中華航空と海運2社、中国・揚子江快運から出資引き揚げ


ニュース 運輸 作成日:2010年8月24日_記事番号:T00024829

中華航空と海運2社、中国・揚子江快運から出資引き揚げ

 
 中華航空(チャイナエアライン)と、海運大手の陽明海運(ヤンミン・ライン)、万海航運(ワンハイラインズ)の2社はこのほど、数年に渡り赤字を計上している中国の貨物航空会社「揚子江快運航空」への出資金、約6億人民元(約75億円)のすべてを引き揚げると発表した。中華航空と陽明海運は、損失の続く揚子江快運からの資金引き揚げにより、利益状況の改善につながると表明している。24日付聯合報が伝えた。

 3社は2005年から共同で揚子江快運に出資、万海航運を経営する陳家と合わせ出資比率は49%に達していた。内訳は▽中華航空、3億1,000万人民元(出資比率25%)▽陽明海運、1億5,000万人民元(同12%)▽万海航運、7,500万人民元(同6%)──。台湾企業による中国の貨物航空への初の出資として期待を集めたものの、07年の原油価格高騰や08年の金融危機で、損失がかさんでいた。

 中華航空は「揚子江快運からの資金引き揚げ後も、同社に貨物機を貸し出すなどの提携関係は変わらない」と強調した。