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太陽電池ウエハーの旭晶、40億元の協調融資獲得


ニュース その他製造 作成日:2010年8月24日_記事番号:T00024835

太陽電池ウエハーの旭晶、40億元の協調融資獲得

 
 太陽電池用シリコンウエハーメーカー、旭晶能源科技(エバーソル)は23日、第一商業銀行、兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)および台湾土地銀行の3行と40億5,000万台湾元(約108億円)の協調融資(シンジケートローン)契約を締結した。同社は今年、太陽電池産業の景気好転により受注が好調で、売上高を大きく伸ばしている。今回の融資による資金調達で生産能力拡充ペースを速める構えだ。24日付工商時報が伝えた。

 旭晶の生産能力は現在、台湾3位の180メガワット(MW)だが、苗栗県の銅鑼工場で現在、新たに購入した設備の搬入を進めており、来年1月末までに330MWへと拡充する予定だ。また、桃園県観音郷でも生産能力670MWの工場を新設する計画で、既に建設用地の検討に入っている。完成すれば同社の生産能力は1ギガワット(GW)に達することになる。

 今年上半期の同社売上高は17億4,600万元で、前年同期の4.75倍に成長した。主要顧客は最大法人株主の米MEMCエレクトロニック・マテリアルズ(出資比率10.5%)で、同社向け受託生産が売上高の3割を占める。