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UMC、サファイア基板の兆遠に追加出資【表】


ニュース 電子 作成日:2010年8月24日_記事番号:T00024850

UMC、サファイア基板の兆遠に追加出資【表】

 
 近年発光ダイオード(LED)産業での展開を積極化するファウンドリー大手、聯華電子(UMC)は23日、傘下の投資会社、宏誠創業投資が、LED材料となるサファイア基板の兆遠科技(クリスタルワイズ・テクノロジー)の第三者割当増資を通じ、同社株式250万株を総額6,750万台湾元(約1億8,000万円)で取得、持ち株比率を5.75%に引き上げたと発表した。兆遠の増資では、UMCグループが8.6%を出資するLED台湾最大手メーカー、晶元光電(エピスター)も追加出資しており、同グループは、LED産業での垂直統合をまた一歩進めたといえる。24日付経済日報が報じた。
 
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 兆遠は2インチのサファイア基板を主力とし、15万枚の月産能力を持つ。6インチ製品も既に開発しており、今年1~7月の売上高は前年同期比165.3%の8億2,700万元と、大幅成長を遂げている。

 なおサファイヤ基板は最近、液晶テレビや照明製品でのLED需要の大幅増、および川上原料の不足から価格が大幅に上昇している。台湾および韓国メーカーの2インチ製品価格は第3四半期、前期の12~13米ドルから20~25米ドルまで急激に上昇したとの報道もある。