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製紙各社の売上高・利益、ともに通年プラス成長へ


ニュース その他製造 作成日:2010年8月25日_記事番号:T00024859

製紙各社の売上高・利益、ともに通年プラス成長へ

 
 飲料出荷が夏季ハイシーズンを迎え、さらに欧米でのクリスマス商品の発注が昨年に比べ大幅に増えていることが、パルプ、工業用紙の需要を押し上げ、台湾製紙各社の業績向上につながっている。第3、第4四半期の受注状況から見ると、正隆紙業、中華紙漿(中華パルプ)、永豊餘造紙は今年、売上高、利益ともにプラス成長を記録する見通しだ。25日付経済日報が報じた。

 正隆紙業は24日、上半期の財務報告を発表。同期売上高は前年同期比22.69%増の111億1,200万台湾元(約292億円)、純利益は8億4,600万元で倍近い成長となった。今年は景気回復により消費財の出荷量が増加し、工業用紙の需要につながった。上半期はパルプ価格が上昇し、コスト圧力に直面したが、販売価格に転嫁し、高い利益を確保した。

 中華紙漿もパルプ価格上昇の恩恵を受けて上半期は売上高、利益ともに大幅な成長を遂げたとみられ、通年売上高は16.51%増となると証券会社は予測している。

 永豊餘造紙の上半期売上高は前年同期比26.41%増の88億5,500万元で、利益も同様に大きく増加したとみられる。