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鴻海集団とTPK、アモイでの合弁計画を撤回【表】


ニュース 電子 作成日:2010年8月25日_記事番号:T00024872

鴻海集団とTPK、アモイでの合弁計画を撤回【表】

 
 鴻海科技集団(フォックスコン)系列のディスプレイ用ガラス基板加工業者、正達国際光電(Gテック・オプトエレクトロニクス)と静電容量方式タッチパネル大手の宸鴻光電科技(TPKタッチ・ソリューションズ)は24日、中国福建省アモイ市での合弁計画を撤回すると発表した。25日付経済日報が伝えた。
 
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 両社は今年6月、アモイ市にタッチパネル向け強化ガラスやITO(酸化インジウムスズ)導電ガラスを生産する新会社「睿志達光電(アモイ)」を折半出資で設立すると発表していた。

 Gテックの江嘉斌総経理は合弁断念の理由について、TPKのタッチパネル後工程で接合モジュールの生産能力が不足していた点を挙げた。

 なお市場では、Gテックが近く予定している8億3,500万台湾元(約22億円)の増資を宏達国際電子(HTC)が引き受け、戦略提携を行うのではないかとの観測が浮上している。これについてHTCは、「Gテックの増資を引き受ける計画はない」とコメントしたが、HTCのグループ各社が増資引き受け先になる可能性もあるとして、市場観測は消えていない。