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中科3期の環境影響評価審査、あすにも通過へ


ニュース その他分野 作成日:2010年8月26日_記事番号:T00024886

中科3期の環境影響評価審査、あすにも通過へ

 
 行政院環境保護署(環保署)は25日、難航していた中部科学工業園区(中科)第3期后里園区七星基地(台中県后里郷)を対象とする環境影響評価の初審会議を開き、賛成7、反対6の僅差(きんさ)で条件付き通過を決めた。27日午前には最終審査となる環境評価大会が開かれるが、政府側委員が3分の1を占めることから、通過は確実視されている。26日付自由時報が伝えた。

 初審会議では排水処理、健康リスクに関し、次々に懸念が示され、審議は6時間に及んだ。その結果、▽1日当たりの用水量を6万3,000トンに制限▽排水回収率を85%以上とする▽1年以内に流行病学の背景調査を終える▽健康リスク評価の継続▽渇水期に農業用水や生活用水の転用申請を禁止する──などの条件が付された。

 初審会議の通過で、これまで難航した環境影響評価の手続きはひとまずヤマを越えた。ただ、初審会議の会場外では、地元住民、環境保護団体、学生らが第2段階の環境影響評価の実施を求め、激しく抗議活動を展開し、今後にしこりを残した。