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台湾系銀行、中国で10月にも支店昇格か


ニュース 金融 作成日:2010年8月26日_記事番号:T00024890

台湾系銀行、中国で10月にも支店昇格か

 
 台湾側の対中窓口機関、海峡交流基金会(海基会)の高孔廉副董事長は25日、中国浙江省杭州市で現地の台湾企業関係者と懇談し、10月にも台湾系銀行の中国での支店昇格を目指す考えを強調した。26日付経済日報が伝えた。

 高副董事長は席上、「9月中旬にも海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の文書交換手続きを終え、10月にも台湾資本の銀行の駐在員事務所を支店に昇格させたい。来年10月にも台湾企業に対する人民元建て融資が可能となり、十分な資金を供給できるようになる」と述べた。

 ECFA調印後、海基会の副董事長クラスによる訪中は初めてで、懇談には謝智通・杭州台商協会会長、楊進発次期会長ら約20人が出席した。

 謝会長は「台湾企業の多くは、経営規模が一定に達した後、上場する構想を持っている。台湾へのUターン上場を支援するための優遇策を政府に求めたい」と述べた。また、浙江省が台湾への自由旅行開放地域に早期に含まれることにも期待感を示した。