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作成日:2010年8月26日_記事番号:T00024902
デジカメの7月台湾シェア、キヤノンがソニー抑え首位
26日付電子時報が業界関係者の資料を基に報じたところによると、台湾デジタルカメラ(レンズ交換式デジカメを含む)販売市場で7月、キヤノンがソニーを逆転してシェア首位に立ったもようだ。
2009年の台湾デジカメ市場では、ソニーがシェア23%で首位、キヤノンは同18%で2位に甘んじた。ところが今年上半期、キヤノンはコンパクトデジカメのターゲット年齢層を引き下げて、軽量薄型化、多色展開を進め、ハイエンドからローエンド機種までフルラインナップをそろえたことが奏功し、シェア20%を獲得してソニーとの差を1けたまで縮めた。さらにキヤノンは広告などマーケティングの強化で7月もシェアを拡大、ソニーからの首位奪取に成功した。同社は通年で25%のシェア獲得が見込まれる。
ただ、これまでキヤノンが圧倒的な強さを誇ってきたレンズ交換式デジカメ市場では、ソニーが7月にミラーレス「NEX」シリーズの好調によりシェア34.5%を獲得し、キヤノンの33.4%を抑えて首位になった。
業界関係者の予測によると、ソニーのレンズ交換式デジカメ販売台数は09年の1万2,000台(シェア15%)から今年5万6,000台(同40%)まで成長する見通しだ。