ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

サムスンの電子ペーパー事業撤退、元太は「影響なし」


ニュース 電子 作成日:2010年8月26日_記事番号:T00024906

サムスンの電子ペーパー事業撤退、元太は「影響なし」

 
 韓サムスン電子が電子ペーパー関連事業からの撤退を表明したことを受け、同社に電子ペーパーを供給している元太科技工業(イーインクホールディングス、EIH、今月PVIから英語表記改称)が深刻なダメージを受けるとの観測が出ていたが、元太は25日、「サムスン向けが売上高に占める割合は低く、影響はほとんどない」と否定した。26日付電子時報が報じた。

 サムスンは、元太傘下、米イーインクの電子ペーパーを採用した電子ブックリーダーを販売しているが、高い市場シェアを獲得できず事業からの撤退を決めた。今後は液晶パネルを使用した電子書籍端末の開発を進める。

 米アップルのタブレット型パソコン「iPad」の登場により、市場では電子ペーパーを使用した電子ブックリーダーの将来性に疑問の声も出ているが、元太は「これまでの状況から、電子ペーパー製品よりもタブレットPCや低価格ノートPC(ネットブック)への影響が大きいことは証明済みだ」と指摘。

 その上で、「これら製品は電子ブックリーダー機能を備えているが、あくまで補助機能にすぎず、本格的な読書には長時間の閲覧でも目が疲れない上に、消費電力が少なく、薄くて軽い電子ペーパー搭載の電子ブックリーダー専用機が適している」と強調した。