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台北県の高速料金所、ETCレーン増設で混雑悪化


ニュース 運輸 作成日:2010年8月27日_記事番号:T00024913

台北県の高速料金所、ETCレーン増設で混雑悪化

 
 中華民国消費者文教基金会(消基会)は26日、中山高速公路(国道1号)の泰山料金所(台北県)で乗用車の自動料金収受システム(ETC)専用レーンが増設された後、混雑状況がむしろ悪化していると指摘した。27日付自由時報が伝えた。

 泰山料金所では今年5月、上り、下り車線(各8レーン)でETC専用レーンがこれまでの2レーンから3レーンに増設された。

 消基会が7月23日から8月15日にかけ、264人を対象に実施したインターネット上でのアンケートによると、「泰山ETCレーン増設のせいで渋滞を経験したことがある」と答えた人が80%に達した。

 消基会の謝天仁董事長は、「ETCの車載器搭載率が15%にすぎないのに、8レーンのうち37.5%に当たる3レーンをETC専用とするのは合理的でない」として、当局がETC運営業者を過度に保護しているとの見方を示した。専用レーンの増設は、ETCの利便性を知ってもらい、普及につなげる狙いがあったが、思わぬ苦情にさらされた格好だ。