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揚州の老舗レストラン「冶春茶社」、京華城に9月オープン


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年8月27日_記事番号:T00024916

揚州の老舗レストラン「冶春茶社」、京華城に9月オープン

 
 江沢民・前中国国家主席も愛好したという、江蘇省揚州市の老舗レストラン「冶春茶社」が来月3日、100年の歴史で初となる支店を台北市の京華城(リビング・モール)にオープンする。台湾への中国単独資本による飲食店進出は初めてだ。経営する揚州市政府100%出資の揚子江投資発展集団は、総料理長を台北支店にオープンから1年間派遣し、指揮に当たらせる計画だ。27日付聯合報が伝えた。

 同店は京華城11階500坪のスペースにオープンする。デザインや内装に4,000万台湾元(約1億円)をかけ、木工細工は揚州から職人を派遣、食器なども本店から輸送した。揚子江集団の朱元豪董事長は「揚州より揚州らしくなければ、台湾人に認められない」と意気込みを語った。オープン記念として、揚州名物の揚州炒飯などを含む5,000台湾元(約1万3,200円)のコースメニューを3,800元で提供する。

 ただ、杭東林・冶春茶社台湾店董事長によると、法的な制限によって中国から多くの職人を連れて来ることができず、台湾人への技術移植も時間的に厳しい状況だ。また、食材はすべて台湾のものを使用するが、川魚の確保や小麦粉の品種の違いにも課題が残るという。