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台プラ・ベトナム製鉄所への5%出資、中鋼が正式決定


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年8月27日_記事番号:T00024924

台プラ・ベトナム製鉄所への5%出資、中鋼が正式決定

 
 中国鋼鉄(CSC)は26日の董事会で、台塑集団(台湾プラスチックグループ)がベトナム・ハティン省で進める大型製鉄所の建設計画に、持ち株比率5%に当たる1億3,500万米ドルの出資を正式に決定した。出資は既に現在経済部に申請済みで、早ければ年末に認可を受ける見通しだ。27日付経済日報などが伝えた。

 台プラも中鋼がベトナム南部のバリアブンタウ省で住友金属工業と合弁で建設する薄板冷延工場(年産160万トン)事業に5%の出資を決めており、両社はベトナム事業で相互出資を行う形となる。中鋼の鍾楽民・執行副総経理は、「台プラ側とは、原料供給以外にも製品や技術面で提携を拡大できる。台湾鉄鋼業界の国際競争力強化につながる」と期待感を示した。

 証券会社は、ベトナムは鉄鋼需要の成長が見込まれる東南アジア市場で地理的優位性を持ち、台プラは川上の製鉄所、中鋼は川下の薄板冷延工場の補完関係で、さまざまな提携チャンスに恵まれると指摘した。