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裕隆日産・新総経理、「5年内にシェア15%目指す」


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年8月27日_記事番号:T00024925

裕隆日産・新総経理、「5年内にシェア15%目指す」

 
 裕隆日産汽車は26日の董事会で、蔡文栄副総経理を9月1日付で総経理に昇格させる人事を決議した。蔡・次期総経理は同日、今後、日産車のシェアを現在の12%から15%へと引き上げることを目指す「新5カ年計画」推進を表明し、目標達成に向け、同社の経営体質、販売競争力、製品力のさらなる改善を進め、2年以内に具体的な成果を挙げたいと語った。27日付経済日報が報じた。

 今回の人事は、呉新発・現総経理が、裕隆集団と中国・東風汽車が設立する合弁会社「東風裕隆汽車」の総経理に転出することを受けてのもの。

 蔡次期総経理は、裕隆集団で29年のキャリアを持ち、同グループが出資する中国・広州風神汽車で2000年から執行副総経理を務めた際には、販売台数を年々倍増させ、「風神伝説」と呼ばれる成果を挙げたことで知られる。また裕隆日産では、04年から現在まで計30億台湾元(約79億円)の収益を上げた海外事業における最大の功労者とみられている。

 なお、裕隆日産が同日発表した上半期業績は、売上高が139億500万元、純利益が16億7,700万元だった。1株当たりの利益(EPS)は5.59元で、前年同期比で3倍以上に増加した。