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PCBの志超科技、フレキシブル基板の宇環を買収へ


ニュース 電子 作成日:2010年8月27日_記事番号:T00024930

PCBの志超科技、フレキシブル基板の宇環を買収へ

 
 光電製品用プリント基板(PCB)大手、志超科技(TPT)は26日、公開買い付け(TOB)により、フレキシブル基板(FPC)メーカー、宇環科技の株式4万株(約51%)以上の取得を目指すと発表した。買い付け期間はきょう(27日)から9月6日まで、買い付け価格は26日終値の1株14台湾元を32%下回る、9.5元(約25円)を予定している。志超科技は宇環買収を通じてFPC事業に参入する計画だ。27日付工商時報が伝えた。

 宇環科技は多層PCBの接合受託およびFPC、フレックスリジッド基板の生産を主要業務とする。今年第2四半期の売上高は前期比41%増の2億9,400万元で、黒字転換した可能性もある。

 志超科技は「双方は技術とノウハウにおいて相互補完が期待でき、技術と顧客ラインナップの強化、また原料調達の効率化が可能となる」と買収のメリットを説明した。

 志超科技は2008年に同業の統盟電子(ヤン・アン・エレクトロニクス)を、今年2月にも聯華神通集団傘下の中国PCBメーカー、祥豊電子を傘下に収め、事業拡大を進めている。