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キャッチャーとウィストロン、江蘇の筐体合弁に中止観測


ニュース 電子 作成日:2010年8月27日_記事番号:T00024933

キャッチャーとウィストロン、江蘇の筐体合弁に中止観測

 
 27日付工商時報によると、パソコンなどの合金製筐体(きょうたい)メーカー、可成科技(キャッチャー・テクノロジー)とノートパソコン受託生産大手、緯創資通(ウィストロン)の合弁による、中国・江蘇省泰州市での金属筐体工場の建設計画が無期限停止になったとの観測が出ている。

 業界筋によれば、ウィストロンは、大口顧客であるデルがビジネス用PCの来年度の委託生産分の一部を鴻海精密工業に発注するため、金属筐体の需要が予測を下回る見通しとなった。このため、建設の無期限停止を決めたとされる。

 この観測についてウィストロンは、「工場建設は予定通り行われており、中止は聞いていない」と否定。キャッチャーも進度の遅れは認めつつも、工事は続行中だと説明した。なおウィストロンは、「建設が遅れても当社への部品供給に問題は起きない」としている。

 キャッチャーとウィストロンは昨年10月、合弁会社「緯成科技(WITプレシジョン)」の立ち上げを発表。投資額2,800万米ドル、出資比率はキャッチャーが7割、ウィストロンが3割で、今年5月に泰州で金属筐体工場に着工していた。