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ウィストロン・LGDに提携観測、鴻海・サムスンに対抗か【表】


ニュース 電子 作成日:2010年8月27日_記事番号:T00024934

ウィストロン・LGDに提携観測、鴻海・サムスンに対抗か【表】

 
 27日付経済日報によると、ノートパソコン、液晶テレビなど受託生産大手、緯創資通(ウィストロン)と、液晶パネル大手の韓国LGディスプレイ(LGD)が提携交渉を行っており、今後合弁でパネル後工程モジュール(LCM)工場を設置するとの市場観測が出ている。双方が協力することで、ソニーからのテレビ組み立て、およびパネル受注の確保を狙っているとされ、鴻海科技集団(フォックスコン)、サムスン電子に対抗したい考えとみられる。
 
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 観測に対しウィストロンは26日、「LGDを含めた国際的大手企業との提携、合弁会社設立の可能性は否定しない」とコメントした。

 市場調査会社、ディスプレイサーチの今年第1四半期統計によると、世界第7位の液晶テレビ受託メーカーであるウィストロンは、ソニー向け出荷が全体の8割を占める。しかし昨年、鴻海がソニーのメキシコ工場買収を通じて大量のテレビ組み立て受注を獲得。ウィストロンの脅威となっている。

 一方LGDは、サムスンとソニーが合弁液晶パネルメーカー、S-LCDを運営しているため、ソニーのサプライチェーンで重要な地位を占めることができずにいるが、ウィストロンとの提携により受注拡大につなげたい考えとみられる。