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TSMC、Q3見通しを楽観


ニュース 電子 作成日:2010年8月27日_記事番号:T00024936

TSMC、Q3見通しを楽観

 
 半導体業界で最近、景気の冷え込み、在庫水準上昇などの悲観的な声が聞かれる中、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の孫又文広報担当は26日、「当社顧客からの需要は旺盛で、生産能力の逼迫(ひっぱく)は依然続いており、発注の順番待ちの列は前期に比べ短くなったもののまだ存在する」と強調した。その上で、第3四半期の売上高は、先ごろ示した、前期比3~5%増の1,090億~1,110億台湾元(約2,870億~2,920億円)で、単期過去最高を更新するという予測に変更はないとの楽観見通しを示した。27日付自由時報が報じた。

 孫広報担当によると、現在最も需給が逼迫しているのは65ナノメートルおよび40ナノ製造プロセスで、同社は今年生産能力を全体で14%拡充する予定だが、先端プロセスは36%増強する計画だ。また、第2四半期は65ナノプロセス製品の売上比率が27%、40ナノ製品は16%だったが、年末には40ナノが20%に拡大する見込みだ。