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修士・博士卒の所得、8年ぶり最低に


ニュース その他分野 作成日:2010年8月30日_記事番号:T00024943

修士・博士卒の所得、8年ぶり最低に

 
 行政院主計処の調査によると、修士または博士の学位を持つ高学歴者の年間の平均可処分所得は91万2,000台湾元(約243万円)で、2002年以降で最低水準となった。主計処は要因として、金融危機後の景気低迷に加えて、08年に卒業した修士・博士卒者が6万人に上り、就職市場に対して供給過多となったことを挙げた。29日付工商時報が伝えた。

 教育部の統計によると、08年の修士卒者は5万7,000人、博士卒者は3,500人に上り、1999年と比較してそれぞれ4万1,000人、2,500人も増加している。高学歴者の増加に加えて、専攻学科と就業市場の需要のミスマッチも所得低下を加速させている原因として挙げられている。

 また、学士卒の平均可処分所得も61万9,000元で、02年の71万9,000元から下落を続けている。同数値は調査を開始した1993年の66万2,000元をも下回っている。