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新生高架路で法外な高値発注、台北市長「調査徹底を」


ニュース 社会 作成日:2010年8月30日_記事番号:T00024944

新生高架路で法外な高値発注、台北市長「調査徹底を」

 
 台北市の新生高架路で植え込みや排水系統などの整備が法外な高値で発注されていた事実が相次いで明らかになり、市政を揺るがすスキャンダルに発展している。
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今回の事件で、郝市長(右)の責任を問う声は少なくない。市は高値発注の問題を2年前に把握しながら続けていたとの情報もある(29日=中央社)
 
 29日付中国時報などによると、台北市政府廉政粛貪中心(清廉・汚職取り締まりセンター)は28日、臨時会議を開き、新生高架路に関する発注事業で市価を少なくとも十数倍上回る発注が複数あることを確認した。郝龍斌台北市長は謝罪会見を開くとともに、「調査対象に肩書きの上限はない。年末の(市長)選挙の要素は考えず、徹底して調べを進める」と強調。2週間以内に調査結果を公表するよう命じた。

 今回の騒動では、今月19日から20日にかけ、台北市議会で新生高架路下へのツツジなどの植え込み整備工事の発注額が市価の8~30倍に達していた事実が次々と指摘され、業者が送検された。また、27日には排水系統の工事の発注額も市価を2~24倍上回っていたことが発覚するなど、事態は日を追って拡大している。