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作成日：2007年9月6日_記事番号：T00002495
万泰銀の財務悪化、証券各社がウォッチリスト除外
経営危機に陥っている万泰商業銀行をめぐり、米ＳＡＣによる増資引き受け後も財務状況の改善は見込めないとの見方が広がっている。野村証券、ゴールドマンサックスなど外資系証券会社は相次いで投資先ウォッチリストから同行を除外した。同行株価は急落を続けている。６日付経済日報が伝えた。
ＪＰモルガンチェースは、万泰銀の債権行である新光金融控股、中国開発金融控股の潜在的損失がそれぞれ33億台湾元（約115億元）、67億元に上るとの見方を示した。
野村証券の侯乃鳳アナリストは、「万泰銀の自己資本比率は５％で銀行業平均の10％とはまだ開きがあり、さらに150億元の追加増資が必要だ。今回の増資にも不透明さがある」とリスクを指摘した。
