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中華紙漿の広東パルプ合弁、稼働は早くて13年か


ニュース その他製造 作成日:2010年8月30日_記事番号:T00024950

中華紙漿の広東パルプ合弁、稼働は早くて13年か

 
 紙・パルプ製造大手の中華紙漿(中華パルプ)が永豊餘造紙と合弁で中国広東省に設立した鼎豊紙業が、今年の稼動を予定していた第2パルプ工場の建設は、中国当局から認可が下りずスケジュール延期が確定している。中華紙漿は「年内にも認可取得を希望しており、その後最短期間で建設する」と強調したものの、30日付経済日報は、稼働は早くても2013年にずれ込むと予測している。

 主に中国国内市場に販売している鼎豊紙業は、現在のパルプ年産量は10万トンで、今年は年産12万トンまで拡大する見込み。第2工場が完成すればさらに20万トンの生産能力が加わる予定だ。

 中華パルプは広東省で01年から植林事業を進めており、これにより第2工場を含め30年分の原料が確保できる見通しで、鼎豊紙業の収益への貢献が期待される。

 証券会社の予測によると、中華パルプは、中国事業による利益貢献が昨年の1億台湾元から、今年は3億元(約8億円)まで拡大する見込みだ。